必須脂肪酸 GLA & EPA

必須脂肪酸のGLA(γガンマ-リノレン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)の情報集約サイト

*

ジャンプで、赤血球がこわれる?

      2015/12/12

 このように筋肉は酸素が供給され続けないと、乳酸がたまり、すぐに悲鳴をあげてしまいます。この酸素を筋肉に運んでいるのが赤血球です。
 私たちは肺で受け取った酸素を「赤血球」の中に含まれるヘモグロビンに結合させ、からだのすみずみまで(もちろん筋肉にも)送り届けています。赤血球が「酸素の運び屋」といわれるのは、こうしたはたらきから。

 しかしながら「貧血で赤血球の数が少ない」「血のめぐりが悪くて、からだのすみずみでは酸素不足」ということになると、筋肉は思う存分はたらけなくなり、さらには「持久力」の低下へとつながります。
 ここでいう「血のめぐり」は、赤血球がいかに細い血管をスムーズに通り抜けられるかということも含みます。もともと赤血球は8ミクロンくらいの大きさ。一方、血管は毛細血管のような細い血管だと、場所によっては直径2ミクロンほどしかないところもあるので、赤血球にはかなりの柔らかさが要求されるのです。しかし、何らかの事情で赤血球の柔らかさが失われてしまうと.この通過性に支障をきたし、その結果、酸素をのせた赤血球の到着を心待ちにしている筋肉の機嫌がだんだんと悪くなってしまいます。

 赤血球の柔軟性。

 とくにスポーツをする人にとっては、赤血球の柔らかさが「酸素運搬能力」を左右することとなるため、筋肉の持久力を考えた上でも大切な要素だということがいえそうです。
 
 ちなみに、赤血球の柔軟性が失われ、壊れやすくなるケースが、いろいろなデータにより明らかになってきています。代表的なケースをあげてみると、
・高温時。たとえば、ジリジリと照らす真夏の太陽の日差しをまともに受けながら走るランナーの首筋や、熱く照り返されたアスファルトの上を走る裸足とか。
・血液が濃縮した場合。つまり汗がたくさん出ているにもかかわらず、水分を補給しない脱水症状のようなとき。
・筋肉に疲労物質=乳酸がたまりだし、そこの環境(=筋肉)が酸性に傾きだしたとき。
.繰り返し機械的衝撃が加えられた場合。たとえば固い路面を何度もジャンプして着地するとき(マラソン、バレーボールなど)の衝撃もその一つ。

 いずれのケースでも、もし赤血球の一部が壊れてしまった場合、まるで赤いインクを入れていたびんに亀裂が入ったことでインクが漏れるかのように、当然その中にあったヘモグロビンは、細胞から漏れてしまいます。
 この状態が「溶血」なのです。この漏れ出たヘモグロビンが血液の中で溶けた形で循環し、腎臓を通り抜け、おしっことして出ていくことを「血尿」といいます。

 赤血球が人より固めだと、もちろん赤血球は壊れやすい。ジャンプしたら赤血球が壊れてしまった、などということのないよう、筋肉への酸素運搬係としても大切な赤血球。ふだんから柔らかな赤血球の持ち主でいたいものです。

 - 細胞力