必須脂肪酸 GLA & EPA

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なぜシングルセルオイルが注目されるのか?

      2016/02/22

 γ-リノレン酸を含む月見草、ルリチシャ、黒スグリといった植物から得られるオイルは、栽培する地域や品種によって、含有量や成分組成にかなりのバラツキがありました。しかも生産地をすべて海外に頼っていたため、その供給量も不安定でした。ましてや悪気候や農薬の汚染などがあれば、供給量だけでなく、その品質も問題視されています。事実、1997年のエルニーニョの影響で、それらの植物が不作となり、供給が困難を窮めたこともありました。

 ところがシングルセルオイルであれば、そんな心配もどこへやら・ブドウ糖を主原料とし、微生物による発酵方式でつくられたオイルであるため、国内での安定供給が可能です。また天然の原材料、自然の微生物によって生産されているということから“優れた品質”や、熱や酸化などにも動じない“優れた安定性”も認められています。したがって、γ-リノレン酸の高い含有量はもちろんのこと、多分野の製品に利用できる“加工性の高さ”からも、さまざまな分野にわたって製品化することを可能にしました。
 さらにシングルセルオイルには、植物由来のものと異なりリノール酸が少なく、そのかわりオレイン酸が多いという特徴があります。このこともトータルな意味での不飽和度の問題や皮膚刺激性の問題、さらにγ-リノレン酸のもつさまざまな生理活性の面を考慮した点で優れていると言えるでしょう。
 また最近になって、新たなことがわかってきました。
 それは、たとえ同じ量のγ-リノレン酸を含むオイルであっても、他の脂肪酸組成が異なれば(材料が違えば)、その作用が弱かったり、作用が表われなかったり、作用が逆になったりするということ。つまりオイルというのは、脂肪酸組成がとても大きなカギを握るということがわかってきたのです。これは、生薬の量や配合によって作用が全く別のものになってしまうという「漢方薬」の考え方に通じるものがありますね。そんなγリノレン酸の作用を左右するカギの一つが、リノール酸の量ではないかという声もあがっています。
 まさに微生物によるシングルセルオイルの登場は、γ-リノレン酸を求めている現代とって、画期的なことと言えそうです。

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