必須脂肪酸 GLA & EPA

必須脂肪酸のGLA(γガンマ-リノレン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)の情報集約サイト

*

こわいのは、糖尿病の合併症

      2015/12/30

 糖尿病というのは、細胞が糖を取りこみにくい、細胞がエネルギー不足に陥りやすい、という病気であると同時に血液では糖が高膿度という状態になっていま。高濃度の糖とタンハク質が反応してできた生成物は、炎症反応を起こしやすい物質として、現在さかんに研究がすすめられています。
 自覚症状がそれほどでもないからと、きちんと治療もせずにそのまま放置しておくと、からだの中ではじわじわと炎症反応が水面下で進行していき、さまざまな血管障害を引き起こしていきます。こわいのは糖尿病より、むしろこの合併症の方。からだの至るところで動脈硬化がすすみ、大動脈の血管障害(マクロアンギオパシー)である脳梗塞や心筋梗塞に注意しなければなりません。それ以上に高い頻度で発生する合併症とし、、細い血管部位での血管障害(ミクロアンギオパシー)の腎症、網膜症、神経障害があげられます。
 この腎症、網膜症、神経障害は、糖尿病の三大合併症です。特に、神経障害は比較的早い時期から発生してくることが知られており、その症状というのは、手足のしびれ、痛み、感覚が鈍くなる、砂利の上を歩いているような違和感、睡眠中によく足がつる、インポテンツなどです。
 γ-リノレン酸は細胞膜構成脂肪酸として、細胞膜環境に関与し、柔軟性やレセプター発現さらにはインスリンの感受性にまで大きくかかわっています。また最近では、神経細胞の情報伝達システムに細胞膜の脂肪酸組成が大きくかかわっていることも徐々にあきらかにされてきました。ちなみに、海外ではγ-リノレン酸を糖尿病性神経障害をもつ患者に投与をしたところ、とてもいい結果が出ています。やはり、細胞膜はおろそかにできません。また、さまざまな血管障害のこわさを考えると、ますますγ-リノレン酸を補い、細胞も血管も柔かくしたい、そんな声が聞こえてきそうです。

 - 細胞力