必須脂肪酸 GLA & EPA

必須脂肪酸のGLA(γガンマ-リノレン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)の情報集約サイト

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線維芽細胞は「皮膚のハリ」請け負い人

   

 次に、真皮の基本構造の土台となるべき成分(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸)をつくっている線維芽細胞に着目してみましょう。
 コラーゲンという線維は骨格、エラスチンという線維はその骨格をつなぐゴムのような弾力をもったつなぎ目の役目。そして、ヒアルロン酸はゼリー状の柔軟な生地みたいなもので、その構造の中身だということが言えます。これらはそれぞれバランスを保って、どれかが減ったり、増えたり、全体の分布が乱れたり、変性が起こったり・・・などのアクシデントが起きたとたんに、すべての真皮の構造つまり皮膚のハリを失うことにつながります。
 皮膚のたるみが気になるからといって(材料不足に決まってるから、大量に補えばいい)と、決めつけないでください。真皮の構造はとても微妙にできているのですから。現に光老化と呼ばれる「しわ」の場合、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸のすべての量が通常よりも増加し、しかも一部変性していることが報告されているのです。

 ちなみに最近よく耳にする「コラーゲン」を塗ったり、食べたりすることに、メリットはあるのでしょうか?
 コラーゲンはたくさんのアミノ酸が集合した、タンパク質の一種。コラーゲンを塗った場合には、表皮をおおう保湿剤的な作用があります。ちなみに食べる方のコラーゲン(鶏ガラスープや豚骨スープにも含まれている)はというと、皮膚への直接作用を求めるのは難しい。つまり、コラーゲンを補う(食べた場合も、塗った場合も)=真皮のコラーゲン補充という考えはあてはまらないことになりますね。

 このように保湿剤もサンスクリーン剤もたるみ防止剤も、みんな自分自身でつくっていたことを知った以上、もうあなたは「一時的な舗修工事で済ませよう」とは思っていないはず。自家製美容液が不足したから、外から補充すれば
いい…という発想では、細胞たちのはたらきは報われません。時間がかかったとしても、プリプリのみずみずしい肌を取り戻すために、もう一度、細胞たちに元気にがんばってほしいもの。肌を休める、充分な睡眠をとる、紫外線対策を
するなど基本的な対策はもちろんのこと、より積極的に細胞膜がイキイキする栄養を補ってはいかがでしょうか?

 - 細胞力