必須脂肪酸 GLA & EPA

必須脂肪酸のGLA(γガンマ-リノレン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)の情報集約サイト

*

皮膚の聖域=真皮

      2015/12/13

 皮膚は、からだの表面(外側)から内側にいくにつれ、大きく分けて「表皮」「真皮」「皮膚組織」の三層に分かれています。
 この中で「真皮」は、血管やリンパ管、さらには神経やいろいろな線維(こう原線維や弾力線維)などが含まれていて、さしずめ皮膚のはたらきを司る重要な場所=聖域と考えられています。
 この聖域を外界のさまざまな刺激から守るためのバリヤーとして、真皮の上に「表皮」が存在しているのです。表皮は、ケラチノサイト(表皮細胞)とランゲルハンス細胞、メラノサイトという細胞から成り立っています。それぞれの細胞は役割を分担して、真皮の警備にあたっているわけです。
 表皮の大半を占める「ケラチノサイト」は、約28日の寿命でありながら、その成長の過程で実に精力的に表皮の-番深いところから皮膚表面へと場所を移動させ、姿や形、はたまたよび名さえも…基底細胞→有棘(ゆうきょく)細胞→顆粒細胞→角質細胞というように、変わっていきます。
 真皮に一審近い「基底層」とよばれる場所で新しいケラチノサイト=「基底細胞」は生まれます。この基底細胞は、姿もよび名も変えながら、ゆっくりとからだの表面に移動して、最後には角質細胞となり、からだの表面を構成しています。角質細胞は古くなると「垢」となって剥がれ落ちます。このように、ケラチノサイトは新陳代謝を繰り返し、表皮の老朽化を防いでいるのです。
 生まれたばかりの基底細胞が、最終的に垢となって剥がれ落ちるまで、言い替えればケラチノサイトがその一生を終えるまで、およそ28日。しかし、これはあくまでも健康な皮膚の場合のこと。アトピー性皮膚炎や、粉をふいているようなカサカサ肌のように、皮膚に異変が起こってしまっている場合には、細胞たちもゆっくり成熟している余裕などなくなり、多少の不完全さには目をつぶり、短期間での生産をはじめます。その結果、きめの粗い細胞かつくることとなり、真皮のバリヤー膜としての役目がおろそかになってしまいます、これでは表皮として、はなはだお粗末。ますます皮膚の、平和が崩れていくのは、目に見えていま

 これらケラチノサイトに混じって、ところどころに待機しているのが「ランゲルハンス細胞」です。ランゲルハンス細胞は、異物侵入の際に、その情報をすばやく内部に測らせる免疫学的バリヤー膜を構成する一員として、重要な役割をこなしています。
 
 さらに表皮の番與深いところ(基底層)のケラチノサイトに混じって、紫外線対策係の「メラノサイト」という細胞が、紫外線の侵入に備えて待機しています。このメラノサイトの活躍があってこそ、真皮はずいぶんと紫外線の攻撃をまぬがれ、肌にとっての一大事には至らないはずなのですが…。しみ、黒ずみ、しわ、たるみ、はたまた発ガンに至ってしまうのは、この役割が低下しているからとも言えそうです。

 - 細胞力