必須脂肪酸 GLA & EPA

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ガンと免疫の壮絶なかけひき

      2015/12/24

 からだの中で繰り広げられるガンと免疫の壮絶な戦いについて、順を追って見ていきましょう。
 まず、ガン細胞はまぎれもなく最初は自分の細胞であったはず。ところがある非、自己を逸脱して非自己へと変身してしまったのです。もちろん非自己へと変身してしまったガン細胞は、からだの中では異物として扱われ、本来なら免疫細胞たちの総攻撃を受けて、排斥されるべきものです。事実、ガンが猛威を奮いだすガンの初期には、免疫がふだんより活発になっているということがわかっています。要するに、本来誰もがもっている「腫瘍免疫の活性化」が起こっているのです。
 この時期は、マクロファージやTリンパ球、NKリンパ球などが一丸となってガンと戦い、ガン細胞撲滅に重要なIL-2や腫瘍壊死因子(TNF)、インターフェロンなどが活発に産生されて集中攻撃していきます。
 それによってガン細胞がギブアップしてくれればいいものの、彼らはさらにしたたかな策を練ってきます。それは自分への攻撃の手をゆるめるべく、彼ら自身が腫瘍免疫の撹乱物質をつくり出すよう仕掛けてくるのです。この撹乱物質の一つにあげられるのがIL-6。このようにからだの中ではガンと免疫の壮絶な駆け引きがおこなわれ、この仕掛けによって、活性化されていた腫瘍免疫がいっぺんに勢いを失っていくといわれています。

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