必須脂肪酸 GLA & EPA

必須脂肪酸のGLA(γガンマ-リノレン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)の情報集約サイト

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やわらかい脂肪酸と、かたい脂肪酸

      2015/12/05

 バラエティ一豊かな脂肪酸ゆえに、さまざまな種類のトリグリセライドが序花することはわかりましたが、この脂肪酸にはいったいどんなものがあるのでしょう。
 簡単な分けかは「かたい」か「やわらかい」か。これは、それぞれの脂肪酸のもつ構造上の違いから起こることで、ラードや肉など動物由来のものはかたく、サラダオイルのような植物由来のものはやわらかいのです。脂肪酸はもともと「炭素jが鎖のようにつながった、長い構造をしています。炭素には4本の手があるため、右隣の炭素と左隣の炭素の両方と手をつないでも.まだ残り2本の手が余ります。それぞれの手はその余った手でさらに「水素」の両方と手をつないでも、まだ残り2本手が余ります。それぞれの手はその余った手でさらに「水素」と手をつなぐ、という構造になっています。また脂肪陵の中には、隣の炭素と手をつなぐ際、1本の手
ではなく2水の手を差し出しているものもあります。そんな、炭薬同士がお互い1本の手を差し出し、つながっているものを「一重結合」互いに2本の手を差し出してつながっているものを「二重結合」とよんでいます。一般的に「二重結合」があると、その部分で「折れ曲がる」という現象が生まれます。その結果、細胞膜の流動性があがると考えられています。すべて一重結合でつながっている脂肪酸の場合、連結に使われた手以外の残りの手は全部「水素」との結合に使われているため、それ以上「水素」をもつことができません。このような脂肪酸を「飽和脂肪酸」とよびます。しかし、ところどころ「二重結合」をもっている脂肪酸は、連結の手を二重から一重に変え、その分余った手で新たな水素をもつことができます。そんな脂肪酸を「不飽和脂肪酸」とよび、1個の二重結合しかしないものを「単価不飽和脂肪酸」、2個以上の二重結合をもつものを「多価不飽和脂肪酸」とよびます。また、その二重結合が何番目の炭素にあるのかによっても、脂肪酸はさらに細かくグループ分けされています。
 これら脂肪酸の炭素の鎖の長さや二重結合の数、その位置によって「かたさ」「やわらかさ」が生まれ、一般的には飽和脂肪酸はかためで不飽和脂肪酸はやわらかめになっているのです。

 また、脂肪酸はずっと同じ形をしているのではなく、からだの中で炭素の鎖を延ばしていったり(長鎖化反応)、二重結合の箇所を増やしていったり(不飽和化反応)して、すこしずつその姿を変えていくことができます。ちなみに、脂肪酸の部には糖などを材料にしてできるものもありますが.通常からだの中でおこなわれる脂肪酸のつくり替えには、決まったルールがあります。たとえば、炭素の鎖は「2個ずつ」ある一定の方向へ増えていくため、脂肪酸の炭素の数はほとんどが偶数になっているとか、また重結合も「決まった位置」に追加されていくというルールがあります。この脂肪酸のつくり替え(脂肪酸代謝)のルールがうまくいかないと、これら脂肪酸をさかきしげるざい構成材料料としている細胞脱環境はたちまちにしてくずれてしまうのです。ちょっとしたストレスや老化で脂肪酸代謝がスムーズに進まなくなるということも多数報告されています。

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