必須脂肪酸 GLA & EPA

必須脂肪酸のGLA(γガンマ-リノレン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)の情報集約サイト

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毎日お世話になっている脂肪酸

      2015/12/05

 日頃私たちがよく口にするなじみのある食べ物には、いろいろな脂肪酸が含まれています。たとえば、パルミチン酸やステアリン酸は、肉や魚、チョコレートに。ラウリン酸はココナッツオイル(やし油〉に。オレイン酸はイタリア料理でよく使われるオリーブ油に。α-リノレン酸は大豆汕や菜種汕、しそ油に。エイコサペンタエン酸(EPA)はいわしやさんまなどの赤身の魚にドコサヘキサエン酸(DHA)はまぐろやかつおの特に目の周りに。アラキドン酸は肉や卵などの動物性食品や魚介類、海草に。そして耳なれたリノール酸は紅花油や大豆油、菜種油など、ありとあらゆる植物油に含まれています。
 実際には、小麦や米などの穀類や豆類、果ては野菜や海草にも、いろいろな脂肪酸が含まれているため、脂肪酸とは無縁の食事と思われがちな自称ノンオイル派でも、気がつかないうちにいろいろな脂肪酸をとっているのです。
 ちなみに、リノール酸あるいはα-リノレン酸.さらにそれが代謝されてできる一連の脂肪酸は、細胞膜構成脂肪酸として細胞膜の性状やその機能にかかわり、さらにPGなどの情報伝達物質の材料としても重要なものであること。そしてからだの中で生成されないために、必ず食べ物から摂取しなければならないこと。そのようなことから「必須脂肪酸」とよぶこともあります。

 中にはもっぱら脂肪酸代謝によってのみ生成されるというγ-リノレン酸やジホモγ-リノレン酸のような、「おっぱい」以外の通常の食べ物からとることが難しい脂肪酸も存在します。これら二つの脂肪酸はスムーズな脂肪酸代謝だけが頼り。脂肪酸代謝が未熟な赤ちゃんはお母さんのおっぱいによって必要な脂肪酸をそのままの形でもらっているのです。ちなみにおっぱいにはこれら二つの脂肪酸だけでなく、リノール酸、アラキドン酸、ドコサヘキサエン酸があらかじめ含まれています。
 私たちのからだにあるリノール酸とα-リノレン酸は、ほかの脂肪酸と異なり、からだの中で合成されないため、すべて食べ物から由来したものということになります。ちなみにいろいろな食べ物にこれらの脂肪酸が含まれているため、私たちに欠乏症が起こることなど、まずありえません。もし、これらの脂肪酸がまったく摂取されなかったとしたら、私たちはどうなってしまうのでしょう。
 それは動物実験で確認されました。脂肪欠乏食を与えられ続けた勤物では、リノール酸とαリノレン酸はもちろんのこと、それらを起点としてできる脂肪酸(γ-リノレン酸、ジホモγ-リノレン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸など)の欠乏が起こり、その結果、発育不良、皮膚の角化、脱毛などの変化がでてくることがわかりました。

 - 細胞力